2010-01-01から1年間の記事一覧

<龍馬を語ろう> 第56回 番外編 セミナー&シンポジウム 「龍馬の2000日」

8月30日、京王文化セミナー「龍馬の2000日」に参加。このセミナーはいわゆる「坂本龍馬脱藩」後から暗殺されるまでの「2000日」=5年間に5人の研究者・論者が様々なテーマから迫ったもの。コーディネーターは歴史研究家の桐野作人氏。刺激的で魅力ある内容…

<龍馬を語ろう> 第56回 番外編 セミナー&シンポジウム 「龍馬の2000日」

8月30日、京王文化セミナー「龍馬の2000日」に参加。このセミナーはいわゆる「坂本龍馬脱藩」後から暗殺されるまでの「2000日」=5年間に5人の研究者・論者が様々なテーマから迫ったもの。コーディネーターは歴史研究家の桐野作人氏。刺激的で魅力ある内容…

<龍馬を語ろう> 第55回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第34話・感想

「龍馬伝」第34話。「侍、長次郎」。お話の時期は慶応元(1865)年8月頃〜翌慶応2(1866)年1月。龍馬31〜32歳。「亀山社中」は「上杉 宋次郎」(うえすぎ そうじろう)の名を用いていた、近藤長次郎を中心にして「ユニオン号」を薩摩の名義で買い入れ長州へ…

<龍馬を語ろう> 第55回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第34話・感想

「龍馬伝」第34話。「侍、長次郎」。お話の時期は慶応元(1865)年8月頃〜翌慶応2(1866)年1月。龍馬31〜32歳。 「亀山社中」は「上杉 宋次郎」(うえすぎ そうじろう)の名を用いていた、近藤長次郎を中心にして「ユニオン号」を薩摩の名義で買い入れ長州…

<龍馬を語ろう> 第54回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第33話・感想

「龍馬伝」第33話。「亀山社中の大仕事」。お話の時期は慶応元(1865)年7月頃〜8月頃でしょうか。龍馬31歳。薩摩と長州の和解・提携のために、「薩摩藩名義で」長州藩に小銃および軍艦を購入することになった龍馬たち「亀山社中」の面々。慶応元年7月21日…

<龍馬を語ろう> 第54回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第33話・感想

「龍馬伝」第33話。「亀山社中の大仕事」。お話の時期は慶応元(1865)年7月頃〜8月頃でしょうか。龍馬31歳。 薩摩と長州の和解・提携のために、「薩摩藩名義で」長州藩に小銃および軍艦を購入することになった龍馬たち「亀山社中」の面々。慶応元年7月21日…

<龍馬を語ろう> 第53回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第32話・感想

「龍馬伝」第32話。「狙われた龍馬」。お話の時期は慶応元(1865)年6月頃。龍馬31歳。下関での「西郷吉之助―桂 小五郎」2者会談は、来るべき長州征討に向けての薩摩の対応を決めるため西郷が大坂に向かったことで「失敗」に終わりました。(西郷が下関に立…

<龍馬を語ろう> 第53回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第32話・感想

「龍馬伝」第32話。「狙われた龍馬」。お話の時期は慶応元(1865)年6月頃。龍馬31歳。 下関での「西郷吉之助―桂 小五郎」2者会談は、来るべき長州征討に向けての薩摩の対応を決めるため西郷が大坂に向かったことで「失敗」に終わりました。(西郷が下関に立…

<龍馬を語ろう> 第52回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第31話・感想

「龍馬伝」第31話。「西郷はまだか」。お話の時期は慶応元(1865)年閏5月頃。龍馬31歳。ようやく「亀山社中」が設立されました。ここでいう「社中」とは「仲間たち」という意味です。「亀山社中」は旧神戸海軍操練所出身者と諸藩の有志によって慶応元年閏5…

<龍馬を語ろう> 第52回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第31話・感想

「龍馬伝」第31話。「西郷はまだか」。お話の時期は慶応元(1865)年閏5月頃。龍馬31歳。 ようやく「亀山社中」が設立されました。 ここでいう「社中」とは「仲間たち」という意味です。 「亀山社中」は旧神戸海軍操練所出身者と諸藩の有志によって慶応元年…

<龍馬を語ろう> 第51回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第30話・感想

「龍馬伝」第30話。「龍馬の秘策」。お話の時期は慶応元(1865)年閏5月前後でしょうか。龍馬31歳。なかなか薩摩へ向かわない龍馬たち。史実では慶応元年の5月1日にはすでに薩摩に到着しています。第26話の「西郷 吉之助」あたりから今回までストーリー的に…

<龍馬を語ろう> 第51回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第30話・感想

「龍馬伝」第30話。「龍馬の秘策」。お話の時期は慶応元(1865)年閏5月前後でしょうか。龍馬31歳。 なかなか薩摩へ向かわない龍馬たち。史実では慶応元年の5月1日にはすでに薩摩に到着しています。第26話の「西郷 吉之助」あたりから今回までストーリー的に…

<龍馬を語ろう> 第50回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第29話・感想

「龍馬伝」第29話。「新天地、長崎」。今回から第3部 「THE NAVIGATOR」に突入。明治15(1882)年の東京・千住の「千葉灸治院」で千葉佐那子に治療を受けている岩崎弥太郎。弥太郎に取材をする坂崎紫瀾。このシーンはフィクションだと思われますが、この描写…

<龍馬を語ろう> 第50回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第29話・感想

「龍馬伝」第29話。「新天地、長崎」。今回から第3部 「THE NAVIGATOR」に突入。 明治15(1882)年の東京・千住の「千葉灸治院」で千葉佐那子に治療を受けている岩崎弥太郎。弥太郎に取材をする坂崎紫瀾。このシーンはフィクションだと思われますが、この描…

<龍馬を語ろう> 第49回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第28話・感想

「龍馬伝」第28話。「武市の夢」。お話の時期は慶応元(1865)年閏5月頃でしょうか。龍馬31歳。前回の龍馬の「猿・・・」いや(失礼!)「大芝居」の続きから。劇中、龍馬の「告白」を聞き大慌てで山内容堂に報告に向かう後藤象二郎。後藤の報告を聞き、武市半…

<龍馬を語ろう> 第49回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第28話・感想

「龍馬伝」第28話。「武市の夢」。お話の時期は慶応元(1865)年閏5月頃でしょうか。龍馬31歳。前回の龍馬の「猿・・・」いや(失礼!)「大芝居」の続きから。劇中、龍馬の「告白」を聞き大慌てで山内容堂に報告に向かう後藤象二郎。後藤の報告を聞き、武市半…

<龍馬を語ろう> 第47回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第26話・感想

「龍馬伝」第26話。「西郷 吉之助」。お話の進行時期は龍馬が西郷に面談したと思われる元治元(1864)年8月中旬頃〜翌元治2(1865)年3月頃でしょうか? 龍馬30〜31歳。 前回少し書きましたが、勝海舟が神戸海軍操練所の頭取の役職を解かれたのが元治元年の10…

<龍馬を語ろう> 第48回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第27話・感想

「龍馬伝」第27話。「龍馬の大芝居」。お話の時期は「測定不能」です! 岩崎弥太郎の手紙をきっかけに溝渕広之丞の手引きで龍馬が土佐へ戻ってくる??龍馬が武市半平太と岡田以蔵を助けるために、吉田東洋殺しをしたのは自分だと後藤象二郎を相手に「大芝居…

<龍馬を語ろう> 第48回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第27話・感想

「龍馬伝」第27話。「龍馬の大芝居」。お話の時期は「測定不能」です! 岩崎弥太郎の手紙をきっかけに溝渕広之丞の手引きで龍馬が土佐へ戻ってくる?? 龍馬が武市半平太と岡田以蔵を助けるために、吉田東洋殺しをしたのは自分だと後藤象二郎を相手に「大芝…

<龍馬を語ろう> 第47回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第26話・感想

「龍馬伝」第26話。「西郷 吉之助」。お話の進行時期は龍馬が西郷に面談したと思われる元治元(1864)年8月中旬頃〜翌元治2(1865)年3月頃でしょうか? 龍馬30〜31歳。 前回少し書きましたが、勝海舟が神戸海軍操練所の頭取の役職を解かれたのが元治元年の10…

<龍馬を語ろう> 第46回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第25話・感想

「龍馬伝」第25話。「寺田屋の母」。お話の進行時期は7月頃〜10月頃でしょうか? エピソードの放り込みが多く、時期設定がむちゃくちゃでよくわかりません。今回の冒頭、龍馬は「寺田屋」の女将・お登勢と出会います。劇中の「池田屋事件後」という設定を…

<龍馬を語ろう> 第46回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第25話・感想

「龍馬伝」第25話。「寺田屋の母」。お話の進行時期は7月頃〜10月頃でしょうか? エピソードの放り込みが多く、時期設定がむちゃくちゃでよくわかりません。 今回の冒頭、龍馬は「寺田屋」の女将・お登勢と出会います。劇中の「池田屋事件後」という設定…

<龍馬を語ろう> 第45回 番外編 講座 「中村半次郎(桐野利秋)という男」

2010年6月6日 「中村半次郎(桐野利秋)という男」という講座に参加。講師は歴史研究家の桐野作人先生。明治草創期の陸軍少将で西南戦争を西郷隆盛とともに戦い華々しく散った男の半生を史料から読み解くという実証的なお話でした。桐野利秋<天保9年(1838…

<龍馬を語ろう> 第45回 番外編 講座 「中村半次郎(桐野利秋)という男」

2010年6月6日 「中村半次郎(桐野利秋)という男」という講座に参加。 講師は歴史研究家の桐野作人先生。明治草創期の陸軍少将で西南戦争を西郷隆盛とともに戦い華々しく散った男の半生を史料から読み解くという実証的なお話でした。桐野利秋<天保9年(1838…

<龍馬を語ろう> 第44回 番外編 <龍馬伝>と史実の違い―「龍馬伝」25話までをみておもうこと

「福山竜馬」と「史実の龍馬」は大きく異なります。劇中の設定では「戦からは何も生まれん」と「平和主義」を貫いていましたが、実際の「龍馬」は後年、新しい政治体制を築くため、薩摩・長州・土佐・宇和島などに銃器を運ぶ仕事をしています。龍馬は「国事…

<龍馬を語ろう> 第44回 番外編 <龍馬伝>と史実の違い―「龍馬伝」25話までをみておもうこと

「福山竜馬」と「史実の龍馬」は大きく異なります。劇中の設定では「戦からは何も生まれん」と「平和主義」を貫いていましたが、実際の「龍馬」は後年、新しい政治体制を築くため、薩摩・長州・土佐・宇和島などに銃器を運ぶ仕事をしています。龍馬は「国事…

<龍馬を語ろう> 第43回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第24話・感想

「龍馬伝」第24話。「愛の蛍」。お話の進行時期は元治元(1864)年6月頃 池田屋事件(元治元年6月5日)前後でしょうか。龍馬30歳。今回は池田屋の戦闘シーンが描かれていました。前回も少し書きましたが、この「池田屋事件」は全体的に謎に包まれていて多く…

<龍馬を語ろう> 第43回 つれづれなるままに〜 龍馬伝第24話・感想

「龍馬伝」第24話。「愛の蛍」。お話の進行時期は元治元(1864)年6月頃 池田屋事件(元治元年6月5日)前後でしょうか。龍馬30歳。今回は池田屋の戦闘シーンが描かれていました。前回も少し書きましたが、この「池田屋事件」は全体的に謎に包まれていて多く…

<龍馬を語ろう> 第42回  つれづれなるままに〜 龍馬伝第23話・感想

「龍馬伝」第23話。「池田屋へ走れ」。お話の進行時期は前回と同じく文久3(1863)年9月〜翌元治元(1864)年6月。近藤長次郎は文久3年6月20日に勝塾の塾頭・佐藤与之助の仲人で大坂の名士・大和屋和七の娘であるお徳と婚約し、9月20日に結婚します。この時…

<龍馬を語ろう> 第42回  つれづれなるままに〜 龍馬伝第23話・感想

「龍馬伝」第23話。「池田屋へ走れ」。お話の進行時期は前回と同じく文久3(1863)年9月〜翌元治元(1864)年6月。 近藤長次郎は文久3年6月20日に勝塾の塾頭・佐藤与之助の仲人で大坂の名士・大和屋和七の娘であるお徳と婚約し、9月20日に結婚します。この時…